安土桃山時代の通販情報の森
英傑の日本史 信長・秀吉・家康編 (角川文庫) ![]() 価格: 580円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 はじめてこの著者の本を読みましたが、 通常のお堅い歴史的記述にとらわれず、 今の社会に照らし合わせた書き方をしていて、 かつ独特の歴史観で展開する3人の英傑は、 とてもおもしろかったです。 文庫で読みやすいのもよい。 強いて難点をいえば、 信長はこの著者が好きなのか、 読んでいてもすごくおもしろいが、 秀吉や家康の評価は低いのか(というか好きではないのか)、 記述が信長と違って読んでいて、 やや乱雑だなと感じたので4つ星とさせていただ |
戦国武将お墓参り手帖 ![]() 価格: 1,200円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 巻頭に、お墓参りマナー講座などが掲載されていて面白いです。個人的には、完全に観光目的で偉人のお墓を訪ねるのも特に問題ないと思いますが(にぎやかな観光地になっているところもありますし)、あくまで「墓参り」行為のみにスポットを当てた本なのでこういうコーナーで知識やマナーを身につけてから訪ねるのも楽しいのではないでしょうか。 内容は硬派…というよりかなりそっけない部類で、ほとんどの武将は菩提寺や墓の住所が書かれているのみです。図や絵もほぼ皆無なので、あくまで「どこに武将のお墓があるのかのチェック用」として使うためのものだと思います。詳しいアクセス方法や地図は自分で調べなく |
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完訳フロイス日本史〈3〉安土城と本能寺の変―織田信長篇(3) (中公文庫) ![]() 価格: 1,200円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3 「本能寺の変」については、明智光秀によりどのように反乱が実行され、その原因が何であるか、今日まで多くの人々の関心を集めてきた。本書には異国人宣教師の書き残した「本能寺の変」の記録(第56章)が含まれており、明智光秀の反乱に関心のある人々にはこれらを読み解く上で必読の書であるかもしれない。また、高山右近や細川ガラシア夫人というキリシタンが輩出した当時の世相を理解する上でも、貴重な資料と言えるだろう。安土・桃山時代が現代日本と遠く隔たった時代でありながら、現代日本に通じる開放的な文化が育まれていたことに驚かざるを得ない。なお、著者が宗教という眼鏡を通して見た中世日本であり、読者は著者が伝える姿に |
信長の戦争―『信長公記』に見る戦国軍事学 (講談社学術文庫) ![]() 価格: 1,050円 レビュー評価:5.0 レビュー数:9 織田信長というとカリスマ的な合戦巧者という印象を長く持ってきた。有名な桶狭間の奇襲戦の聞きかじりが大きく影響していたのだと思う。本書では、信長の家臣であった大田牛一の手になる信長の伝記「信長公記」を典拠として、信長の関与した主な合戦を年代順に取り上げ、その経緯を述べている。桶狭間合戦は、牛一によれば、戦国大名同士の平凡な境界争いに端を発したもので、信長も別に奇襲を行ったわけではなかった。なぜ信長は正面攻撃で今川義元の大軍を破ることが出来たのか、逆になぜ義元は小勢の信長に正面から戦って敗れたのかという問題について、近代戦の中から類例を選んで比較し解き明かそうとする。一方、長篠合戦では武田信玄が |
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英傑の日本史 激闘織田軍団編 ![]() 価格: 1,575円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 光秀勝家利家はドラマやゲームでもメインのキャラクターーなので、最後はどこでどうなったか歴史通じゃない私でも知ってます。じゃあ、丹羽滝川佐々佐久間…となるとだいぶ怪しくなり、織田の親族になるとさらにわかりません。そういう私にはぴったりの参考書です。 本書では、主に本能寺の変後の織田家のみなさんの様々な生き様が綴られています。松永久秀、足利義昭、浅井長政の項もあり。人生はどこで何があるかわからない、としみじみ思います。 |
天下人の失敗学──すべての人間は4つの性格に分類できる (講談社プラスアルファ新書) ![]() 価格: 880円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 歴史小説家であり、コンサルタント業を営む著者の、初の実用書兼人生の指南書。 それは戦国武将のエピソードからビジネスのヒントを読み取るという、従来からあるビジネス書のタイプとは、ちょっと違った新しい型。 著名な4人の武将をモデルにして、彼らの「行動」の前提にある「性格」からタイプ分けをして、本来備わっている人間の姿を浮き彫りにする。 序章に性格判断シートがあるので、そこで自己のタイプ分析をしたら、自分の該当する武将の章まで飛ばして読むことも可能だ。 でもその後は、他のすべての章も読んでほしい。 そこでは、こ |
クアトロ・ラガッツィ〈上〉―天正少年使節と世界帝国 (集英社文庫) ![]() 価格: 980円 レビュー評価:4.5 レビュー数:8 著者の感性が、もし、「プロローグ」に描写されているものであるとすれば、絶対に信頼してはならない人物ということになろう。 著者はいう、 「私はミケランジェロの本質がわかってきていた」 と しかし、これは真実だろうか。 いうまでもないことだが、それは偏向した研究によって派生した「よくある勘違い」、狂気の一例でしかない。それを「反省」するのではなく肯定するということは、「自分教」の狂信者による「信仰の告白」である。 たとえ「人文科学」という、他分野の研究者からみれば杜撰な方法論した使わない分野ではあっても、やはり |
伊達政宗と片倉小十郎 (名将・名軍師立志伝) ![]() 価格: 500円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 ワンコインで伊達政宗と片倉小十郎だけではなく家臣や塵芥集や逸話を知ることができるので入門書としてお勧めです。マンガでちょっとした伊達政宗のお話もあります。 ただし家臣の紹介がごく一部の有名な人物のみで、政宗の叔父たちにいたっては留守政景のみなので★4つとさせていただきました。 |
クアトロ・ラガッツィ 下―天正少年使節と世界帝国 (2) (集英社文庫 わ 13-2) ![]() 価格: 900円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 下巻の前半部は、長くしかも深刻な著作の中にあって一番華やいだ、そして読者にとっては息抜きのできる部分だ。使節派遣の立案者、イエズス会の巡察師ヴァリニァーノはヨーロッパでの彼らの待遇について「あくまでも質素に、しかし心のこもった暖かいもてなし」と指示した。だが彼の当初の希望とは裏腹に、当時の諸国の権力者達の見栄の張り合いによって少年使節への歓待が野放図にエスカレートしていくところは読んでいて思わず笑いが込み上げて来る。スペイン国王フェリペ二世が少年達を国賓扱いしたことを知ったイタリアのトスカーナ大公フランチェスコ・デイ・メディチはそれを上回る舞踏会付の大歓迎会を催した。使節の最終目的であったカ |