安土桃山時代の通販情報の森
敗者の条件 (中公文庫) ![]() 価格: 620円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 ルネサンス、「君主論」の視点から、 戦国大名を“勝者”と“敗者”に規定して、 「競争」とは何か、「自由」とは何かについて論述されている。 人物像についての観察に加え、 結果事実から振り返っての歴史的意味づけも解説され、 実におもしろく、興趣あふれる内容です。 これはまた人間学、実学でもあります。 |
復元安土城 (講談社学術文庫) ![]() 価格: 1,260円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 織田信長の居城として、本能寺の変の約3年前に天主が完成、本能寺の変とともに灰燼に帰す安土城には、その役割・運命ともに興味を引かれる。 資料の収集・吟味、現地調査を経て安土城を復元するその試みの過程をしるしている。城の構造図や立面図を含み、また関連資料についてのまとめがあり、見通しが良い。復元した上で、安土城の持つ政治的意味、信長の構想と歴史的意義についての考察がなされている。 歴史的建築物の復元過程が、これほどにさまざまな要素を含むとは思っていなかった。構造・内装・外装を含む検証には結局のところ曖昧さがある。例えば外壁のどれだけの部分が漆喰だったか |
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前田慶次―武家文人の謎と生涯 (Truth In History) ![]() 価格: 1,890円 レビュー評価:4.0 レビュー数:4 前田慶次=水戸黄門?, 2008/12/9 By DAI - レビューをすべて見る 大河ドラマに関連して前田慶次本も出ていますが、現時点ではこれが 最高の一冊だと思います。個人的に前田慶次に関しては金沢や米沢で 史料の収集をしたので、内容はそれほど目新しい発見はありませんで したが、途中の前田慶次の真の姿=水戸黄門のような挿し絵には驚か されました。 史料に関しても数多く挙げており、読みごたえも十分。前田慶次で 一冊にまとめたのは |
甲陽軍鑑 (ちくま学芸文庫) ![]() 価格: 1,260円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 最近購入して 折に触れて読んでいるが実に面白い。 冒頭近くに出てくる「九十九箇条」などを見てみると 「論語」「呉子」「三略」「孫子」「史記」「管子」などからの引用が満ち満ちている。しかも その引用はどれも読んでいて 姿勢を正されるような内容ばかりだ。 正直 武田家というと ただの戦闘集団だと思っていたが かかるような漢籍の教養に満ちた人たちであるとは思ってもいなかった。当時の武士達が 弓矢を傍らに置いて書を手にした時の 「迫力」も大変なものだったのだと良く思い知らされた。また 自分を省みて 当時の武士たちより 遥かに情報にアクセスしや |
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戦国おんな絵巻 (光文社文庫) ![]() 価格: 500円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 男性の戦いばかりがとかく語られがちですが、女性の関わりの方がむしろ、歴史を左右する場合もあり、こういう視点で一度歴史を観ることもおもしろい。特に永井さんの描写は読者を引き込む。 |
図説「信長公記」で読む信長の謎 ![]() 価格: 1,239円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 地図や写真があることで見やすくかつ分かりやすく説明されています。 信長のことだけでなく、雑賀孫市や濃姫などの解析も載っているのでより深い知識を身に付けることが出来るでしょう。 他の武将が信長をどう評価していたか、本能寺の変は実は光秀ではなく〇〇が!? など、色んな角度から「織田信長」やその歴史を知ることが出来ます。 私が出会った織田信長の本ではNo.1です。 |
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NHKその時歴史が動いたコミック版 信長・秀吉・家康編 (ホーム社漫画文庫) ![]() 価格: 920円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 東海地方に住んでいるものとしては、この人達は英雄だ。 特に岐阜といえば信長! 彼らの関係性は実に面白い。 歴史を勉強する上でも、桶狭間から江戸幕府までは、彼らの話を軸に据えて他のことを学んだ方が理解いいのではないだろうか。 この漫画では、ところどころで城の名前がちゃんと出てきて、誰がどこの城を拠点にしたかがよく分かる。 ほとんどが近所の城なのでとても面白かった。 |
西洋哲学史 (講談社学術文庫) ![]() 価格: 1,155円 レビュー評価:4.0 レビュー数:4 哲学に興味があり、学校で紹介され手に取った。 ある程度の哲学的知識を前提に(たとえばプラトーンを読んだことがあるでしょうが、というような言い回し)書かれている部分もあり、 本当にゼロから読むには辛い部分もあるだろうが、 著者の地位もさることながら、学校の教員からも「過不足無く基本的哲学史の事項が充分載っている」との言葉があり、信頼性は充分。 また、本書の特色として哲学用語をカタカナで書いたりラテン語で書いたり日本語で書いたりしているので、 これから本格的に哲学を学ぼうとする(従って語学も習得しなければならない)人には、雰囲気を掴むの |
織田信長軍団100人の武将 (新人物文庫) ![]() 価格: 700円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 本書は『別冊歴史読本』「疾風! 織田信長軍団100人の武将」(1990年2月刊)をもとに新編集したもの。しかし、どの程度「新編集」したかは不明。偽書である可能性が高い「武功夜話」からの引用がいくつかあるし、否定説が強い「甲鉄船」での毛利水軍撃破に何の疑問も呈さずに触れる記述があったりするからだ。それはともかく、本書は信長軍団の中で、織田一門衆(信忠等)、柴田勝家、丹波長秀、佐久間信盛、佐々成政、河尻秀隆、荒木村重、森可政、羽柴秀吉、明智光秀、信長の馬廻・小姓衆、信長の吏僚衆(文官=右筆・代官・奉行人)、そしてほとんどの家臣が揃った信長軍団一世一代のデモンストレーションである京都馬揃え、の各々 |